キャッチコピーは、口語調で書くと臨場感が感じられ伝わりやすくなります。
先日京都に行った時、事前にテレビで知った人気のラーメン屋さんには絶対行きたいと考えていました。
当日落ち合った連れの友人に、早朝食べてきたこのラーメン屋さんの事をこのように話しました。
「あの味はクセになるわ~行列できるわけだ!」
「チャーシューの旨味が丼にあふれていたって感じでさ~ラーメン運ばれてきた瞬間ラーメンにかぶりついたね^^!」
「ラーメン好きの俺でも、今まで生きてきて味わったことのない味だったよ!」
「朝食べたばっかりだけど、一緒にお昼行ってみる?」
友人にこの感動を伝えたくて、このような会話になりました。
「行きた~い!行こ行こ!!」
ということで、友人とお昼に行ってみたら、すでに40人~50人ほどの行列が出来ていました。。。
時間もないし、結局諦めて、次回には絶対に行こうということで、友人は後ろ髪を思いっきり惹かれていました。
さて、このラーメン屋さんのことをチラシに書く場合のキャッチコピーを想像してみましょう。
通常ではこのようなコピーになると思います。
「人気ラーメン店○○のコクと深み!」
「クセになる味の秘密はスープのコクにあった!」
「行列のできるワケ!」
これでは良くある言葉なので、あまり心に響かないですね。
そこで、同じような意味だけど、口語調にすることで、カンタンなのに心に入り込んで行動したくなる〈行ってみたくなる)コピーに変わるのです。
実は、冒頭に書いた私が発した言葉がすべて「キャッチコピー」になるんです。
「あの味はクセになるわ~行列できるわけだ!」
「チャーシューの旨味が丼にあふれていたって感じでさ~ラーメン運ばれてきた瞬間ラーメンにかぶりついたね^^!」
「ラーメン好きの俺でも、今まで生きてきて味わったことのない味だったよ!」
「朝食べたばっかりだけど、一緒にお昼行ってみる?」
ラーメン屋さんのチラシを作るとして、どの言葉をキャッチコピーにしても、その下の本文を読んでみたくなるのではないでしょうか?
友人との会話(話言葉)にはホンネの気持ちが伴っているということです。
口語調が人の心に響く理由が、ここにあるんです。