温もりの伝わる手書きチラシで来店された新規客を、がっちり常連様に育てる「しくみ」をご紹介します。
個人サロンでは、大手サロンに比べると、いろいろな面で不利であることは否定できません。資金面、スタッフの数、サロンの規模、集客広告に使える経費、スタッフ募集のための資金、ネームバリュー等々。個人店が大手のマネをしていては、いつまでたっても太刀打ちできません。
しかし、小型店には、大手にはない小型店の良さがあります。その特徴的な事柄が「人としての温かさ」です。1対1での人としての、技術者とお客さまという枠を超えたつながり、を築くことで、お客さまの心をがっちり掴むことが出来ます。そうすることで、新規客を生涯客に育てることが出来ます。
また、小型店では、大手サロンのように何千人もの顧客は必要ありません。1人営業のサロンであれば、客単価1万円の顧客が、一ヶ月に100名来店したら100万円の売上がたちます。ご夫婦2人のサロンであれば、8000円単価の常連さんが250名で200万円の売上が上がります。そのために、個人店だからこそ出来る、きめ細かなフォローが欠かせません。
さて、手書きチラシで来店された新規客は、あなたに共感した方が多いですので、通常の割引チラシなどで来店した新規客に比べて固定率は高くなります。
しかし、1度来店しても、そのまま何もせず放っておいては、失客してしまうお客さまも出てきてしまいます。そこで、その後のフォローをすることで、何度も何度も来店頂き常連客から信者客に育てていく事ができます。
多くのオーナーさまは、フォローするために何をしてよいかわからないという方が多いです。また、思いつきでサンキューレターを書いてみても、その時だけで、その後、続かないということもよくお聞きします。
そこで、このフォローする順序を、「しくみ化」してしまうことで、容易に続けることが出来ます。一度「しくみ化」してしまえば、その順番にしたがって、あなたは行動するだけですから、何年でも続けることが出来るのです。
それではその、手書きチラシで来店された新規客を、効率よく固定化させるための「フォローのしくみ」をご紹介します。
【第一段階 手書きチラシで新規集客】
手書きチラシは、通常のチラシと違い、定期的に発行できます。あなたのお店の変化を、リアルタイムで地域の見込み客に伝えることができるのです。
そうすることで、あなたのお店に興味を抱く見込み客を新規客に変えてドンドン来店いただくことができます。
【第二段階 手書きチラシで集めた新規客にお礼状をお送りします】
手書きチラシで集めた新規客も、何もせず次に来店するまで、放っていたのでは、失客の可能性を高めてしまいます。あなたのサロンを、忘れられないように、アプローチをしておく必要が欠かせません。まずは新規来店くださった方に対して「ありがとうございます」というあなたの気持ちを、ハガキやお手紙でお伝えします。
【第三段階 「ありがとうの冊子」をお送りします】
次に、あなたのお店のスタッフの紹介やあなたの想い、詳しいメニュー構成、既存客のあなたのサロンのどこが気に入って来店しているのか?の情報をまとめた「ありがとうの冊子」をお送りします。
【第四段階 「ニュースレター」を定期的にお送りします】
日々サロンの中は変化するものです。新しいスタッフが増えたり、新しいメニューを導入したりetcそのような変化を定期的にお知らせするツールの「ニュースレター」をお送りします。
●この四つの工程を「しくみ化」して繰り返します。
この四つの工程を一つの「しくみ」としてしまうことで、どなたでもカンタンに継続できるようになります。
この仕組を活用することで、あなたとお客さまの関係が深くなり、固定化が促進されます。
このようなお客様に対するフォローは、思いつきでやっても続くことではありません。また、このようなしくみとして機能しているサロンは案外少ないものです。
だからこそ、この「しくみ」によって継続することで、あなたのサロンはライバルサロンとの差別化が可能になるのです。
この四つの工程のそれぞれのやることは、ごく当たり前の、何ら特別のことではありません。しかし、これを継続できているサロンは、少ないのが現実です。どんな良いことでも、継続することが最も重要なことなのです。
【チラシを見て新規でいらしたお客さまに、行う「しくみ」の流れ】
- 新規客が来店したその日に、お礼状を書いてお送りします。
↓
- 3日後に、サロン紹介冊子をお送りします。
↓
- 6日後、ニュースレターをお送りします。
↓
- 1ヶ月毎に発行するニュースレターを定期的に送ります。
この仕組を繰り返すだけで、新規客を、固定客から常連客、そして信者客にレベルアップできるようになります。