お客さまの声をいただくときに、上辺だけの当たり前のことを書いてもらっても、集客には使えないものです。
『いつもありがとうございます。当店について、あなた様の感想をお書き下さい』
このようなアンケートの集め方をすると、
「技術が上手にしていただきました」
「技術が丁寧でよかったです」
「雰囲気が良かったです」
「アットホームな雰囲気が良かったです」
「親切に対応していただきました」
このようなお客様の声が集まってきます。
これらをチラシに掲載しても、見込み客の心には届かず、効果は薄いでしょう。
ではどんな声を集めればよいのか?またその集め方は?
という事になるのですが、それには
「これらの声のベース」になっている事柄を聞き出すのです。
このように答えたくなったエピソードを頭に描いてもらってそれを答えていただくのです。
わかりやすく言いますと、
その時のサロン側の「その場で起こった事実」です。
「○○なことをしてもらったので、この答えを言いたくなった」
この○○を言ってもらう、書いてもらうのです。
例えば、「技術が丁寧でよかったです」この答えを導き出したサロン側の「その場で起こった事実」は?
その方が「技術が丁寧だったと感じる元となった事柄」は?
もしかしたら
「カットするときに、カウンセリングに時間をかけて、しっかりと自分の悩みを聞き出してくれて、それを解決していただけた嬉しさ」が丁寧に感じたのかもしれません。
「シャンプーが、時間をかけてじっくりと洗ってもらったこと」が丁寧に感じたのかもしれません。
「カット、シャンプーより、なによりマッサージの力の入れ具合が絶妙で、しっかりツボを抑えていて、マッサージ屋さんに来たかのような気持ち良さ、そしてどこが凝っているのかをその都度丁寧に『この辺りですか?もう少し右ですか?』と聞きながらその部分を集中的に施術してくれること」が丁寧に感じたのかもしれません。
「カットしてシャンプーが終わり最後のブローの時に、自宅でのブローの仕方を教えていただけた行為」が丁寧に感じたのかもしれません。
このように、「上手・丁寧」と、お客さまが感じている裏に隠されているサロン側の言動エピソード(起こった事実)が必ずあります。
さて、これら前者・後者をチラシに書くとこうなります。
先日もお客さまにこのように言っていただきました。うれしい限りです^^
「技術が丁寧でよかったです」
と
先日もお客さまにこのように言っていただきました。うれしい限りです^^
「カット、シャンプーより、なによりマッサージの力の入れ具合が絶妙で、しっかりツボを抑えていて、マッサージ屋さんに来たかのような気持ち良さ、そしてどこが凝っているのかをその都度丁寧に『この辺りですか?もう少し右ですか?』と聞きながらその部分を集中的に施術してくれることが、気に入って毎回通っています!」
どちらが見込み客の心に響くと思いますか?
後者の方が、目の前でサロンの様子を見ているようで臨場感があると思います。
なぜなら「その場で起こった事実」をそのまま書いているからです。
このように、お客さまが「丁寧と感じた」、そして、「上手と思った」あなたのサロンでの「その場で起こった事実」を思い出して書いていただくのです。